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レストラン 2025.09.25
こんにちは。ホテルオークラ京都 京料理「入舟」です。
9月も後半に入り、秋空の美しい季節になりました。日中との気温差に体調を崩されないよう、皆様ご注意ください。
さて、今回は9月11日(木)に開催しました、京料理「入舟」と京丹後の銘酒「与謝娘酒造」と「向井酒造」とのコラボレーション企画イベントのご報告をさせていただきます。
今年から、一度に2つの蔵にお越しいただきそれぞれの銘酒を季節の京料理とともにお愉しみいただくスタイルとなった入舟恒例のイベント。8種類の清酒を召し上がっていただき、飲み比べることで蔵のこだわりや味わいの違いがより分かりやすくなり、ご来店のお客様は味わうのに忙しいながらも、大変好評です。
今回は京都府北部の与謝野郡の山間で1887年創業の「与謝娘酒造」の6代目社長兼杜氏の西原司朗さんと、日本で最も海に近い酒蔵、伊根町の舟屋群にある1754年創業の「向井酒造」社長の向井崇仁さんにお越しいただきました。
おふたりは大学の先輩・後輩にあたり、和やかなトークで会を盛り上げていただきました。西原さんにとって向井さんはかわいい弟分といった感じに見えました。
開演に先立ち、料理長 臼井のあいさつの後、2蔵の紹介を挟み、お馴染みになりました2回の乾杯に進みます。それぞれに乾杯で、与謝娘酒造のルネサンススパークリングは「ルネッサーンス!」の掛け声で、向井酒造の伊根満開は「まんかーい!」の発声で会場も盛り上がり、食事スタートです。
当日はまだまだ暑さは残っておりましたが、暦の上では秋となりますので、料理長 臼井による緻密な工夫を凝らした秋仕立ての料理をお愉しみいただきました。
先付のくるみ豆腐、焼き目鱧と冬瓜 あわび茸の御椀、3種造り盛り合わせと続きます。
お酒はそれぞれの純米生原酒をお料理と合わせ、料理との相性、それぞれの個性の解説とともにいただきます。
与謝娘酒造のラインアップは乾杯のスパークリング清酒にはじまり、ワイン酵母を使用した特別純米 生原酒、赤色酵母ロゼなど比較的斬新なタイプが多く、向井酒造のラインアップは京の春 純米生原酒、純米辛口無双 豊漁とどっしりしっかりした辛口タイプのものが提供され、飲み比べを愉しむお客様の表情には、自然と笑みがこぼれていました。
おふたりの解説やトークも、お酒と料理を引き立ててくれていました。
お料理は、秋色に彩られた八寸、鰆の味噌幽庵焼、賀茂なすとかます酒蒸し、しめじ御飯と続き、早秋の味覚で秋のはじまりを感じていただきました。
お客様からは、「酒米は山田錦が1番とされるのはなぜか?」や「お酒造りに1番大切なものは何?」など酒蔵の大将への直球の質問も出て、おふたりそれぞれのお考えや酒造のこだわり、美味しさの違いを感じていただけたと思います。
会食は和やかに進み、この会で初めて出あったお客様同士の会話はもちろん、最後には向井さんの「宮津節」の美声が飛び出すなど、あっという間にお開きの時をむかえることとなりました。
ご参加いただいたお客様、西原さん、向井さん、ありがとうございました。
次回は12月4日(木)に、「灘の銘酒」をテーマに開催を予定しております。スタッフ一同、ご参加を心よりお待ちしております。
では皆さまに「満開!」
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